某地方銀行のローンセンターに住宅ローン審査を申し込みに行ったところ、担当者の第一印象はあまり良くありませんでした
どんな感じかと言うと『真面目だけど仕事できないタイプ』です
ちなみに女性の方でしたが、若くもなく年配でもなく、普通の銀行員という雰囲気でした
仮審査ということもあり、サクサクと書類を作成し、こちらの申し出に対し特に提案などもなく、「では1週間ほどで結果が出ますのでご連絡します」と言われてその日は帰りました
それから10日が経ち、仲介の不動産屋さんから「仮審査の結果はまだですか?」と催促の連絡
そういえば予定を過ぎてると思い銀行に連絡すると、「本日は担当者不在のため明日に折り返し連絡します」とのこと
そして翌日、ローンセンターの営業時間終了の30分前まで折り返しを待ってみましたが連絡は無し
こちらから連絡してみると「すみません、まだ信用調査機関からの回答がありませんのでまた明日にはご連絡できると思います」と担当者に言われ電話を切りました
そして次の日…
連絡はありません
その日はこちらも忙しかったため確認の電話は入れませんでしたが、さすがに土日を挟めば結果は出てるだろうと思い月曜日にこちらから電話で問い合わせをしました
その答えはかなりショックなもので、「まだ仮審査の結果は出ません、いつ分かるかも分かりません、最大でお申し込みから1ヶ月かかることもあります」
と言われてしまい、最初の1週間で回答できるという言葉は何だったのか?と不信感が積もっていきます
そこでママたぬきは一つの仮説を立てました
住宅ローンは利用者側が弱い立場なので、優秀な担当者を配置する必要がなく、どちらかと言えば仕事が出来なかった人材の行き着く場所なのではないか?
例えば融資などで借りる必要のない相手に上手いこと借金してもらうにはそれなりの営業テクニックが必要になりますが、住宅ローンを借りに来るお客は『ズバリお金がなくて自力で家が買えない人』なので、窓口で営業したり頭を下げる必要がなく、むしろ圧倒的に強い立場にあると言えます
さらに言えば、住宅ローンを使うのはほとんどが初めて家を買うであろうローンの素人ですから、銀行側に多少の落ち度があっても相手は気付かないわけです
この仮説を確認するために身内の銀行マンに聞いてみました
たぬき「ローンセンターって掃き溜めなの?」
銀行マン「そうよ」
なんということでしょう
現役の銀行マンから仮説に対する満額回答が返ってきました
すべての銀行が、というわけではありませんが、そういう部分もあるようです
住宅ローンを借りるときは不動産屋さんやハウスメーカーの担当者に勧められたり、給料の振り込み口座だからという安易な理由で銀行を選んでしまうことも多いと思いますが、金利や返済プランなど担当者の提案力によって最終着地が大きく違うなんてこともあります
ついつい焦ってしまう住宅ローンの借入先の選定ですが、時間をかけて何件もまわったほうが良い結果に出会える可能性は断然高くなると思いました