家はとても高額の買い物なので、自身の命を担保にするんですね
もちろんパンフレットにはそんな生々しいことは書いていませんが、人の命にはそれぞれ価格があります
さてこの団体信用保険、略して団信はただ付帯してれば良いというものではありません
もっとも単純な団信は死亡保証です
簡単に言うと
『死んだら借金チャラ』
借りるほうも貸すほうもこの最低限のルールがないと怖いですね
しかしこれだけで不安は払拭できません
生きてるけど働けなくなったらどうするのか?
この状態はまさに生き地獄
借金を返すために最後の手段に打って出ないとも限りません
さすがにそんな残酷なことにならないように団信は働けなくなったケースでも借金チャラになる仕組みになっています
ここまでが実質的な最低ラインと言えるでしょう
今の団信はもっと魅力的な内容が盛り込まれていて、それぞれ競争もあるので、単純に『団信あり』『団信なし』で比較するのは時期尚早です
例えばガン団信
ガンと診断された時点で借金チャラ
上皮がんや皮膚がんはダメですが、初期のガンでも数千万円の住宅ローンから解放されるので、『お得な団信』と言えます
難しいのは自動付帯するガン団信が50%のもの、つまりガン診断でもローンは半分にしか軽減されないなど、契約によって様々なのです
金利より難しい団信の比較
住宅ローンの金利は数字で比較できるので割と簡単です
ランキングなんかもありますね
しかし団信については単純比較はできません
住宅ローンを得意とするFPさんに聞いていましたが、彼らですら団信の内容までは完璧に把握できていませんでした
プロのFPすら悩ませる団信を住宅ローンの素人である借主が正確に判断することは不可能に近いと思います
ここは是非ともいま加入している保険などもまとめて精査していく必要があるので、仲の良いFP(ファイナンシャルプランナー)さんを捕まえておくと良いでしょう